在宅ワークの通信講座をやってみた その１

　在宅ワークの通信教材が来て２週間が経った。平日はパートでベロベロだが少しずつ取り組んでいる。

　この講座は実践と座学が半々くらいの割合なので、今はとにかく教科書を読んでいる。２冊ある教科書のうち、おととい１冊読み終えた。

　読み終えた教科書の内容は「働く人の基礎知識を学ぶ」と言ったもので、ビジネスマナーに関することがほとんどだ。現職で身に付いているものもあるが、分からなかったものもいくつかあって私にとっては勉強になった。

　中でもビジネスメールは実際に使ったことがほとんどなかったので大変興味を持った

。今の職はほとんど電話で済ませてしまうのでメールはもちろんチャットも使わない。

　だから読んでいくうちにたいそう不安になった。

　メール・チャットについては私用では使ったことがある。友達との連絡だけでなく、企業への問い合わせでも経験はある。が、それはお客として。そんなんでいいのか。

　ただこれも「実際に使ってみないと覚えない」類のものだろうと思うことにした。Excelだって働いてから初めて使った。働き始めの頃は本当にわからなくて泣きたくなったが、今は自分がよく使うものは何となく覚えてきた。

　それでも使い方がわからなくてしょっちゅう人に聞くし、もっと便利なやり方があるのにと教えてもらうことも多いが。

　と振り返ると自分の臆病な、というか失敗を異常に恐れる性格が見えてきた。　

　失敗して怒られるのが怖い。自分という存在が否定されたかのように思えて悲しくなるのだ。これは子供の頃からそうだった気がする。そのために人と交わるのが怖くて、逃げ倒していた。

　今はパートで鍛えられたおかげで、失敗してもどうにかなるだろうと少しずつ思えるようになってきたし、失敗を恐れる気持ちも大分薄くなってきた。と思う。

　実際この半年間でたくさんやらかしてきたけれど、とんでもないことになったのは１回だけだ。しかも今は「解決済」となっている。失敗しすぎて自分を責めてばかりいたら心と体が持たなくなって疲れ果てたので、ダメな自分を愛してみたら意外と受け入れられた。

　自分で自分を傷つける行為をやめてなんとか半年パートを続けることができた。

　それでもまだ月曜日がつらいのでなんとかしたいと切に願っている。

　さあ、とっとと座学を終わらせて次へ進もう。

優しくされたら辞めにくくなるじゃないか

　10月の業務が始まった。先月末は半期の締めということもあり本当に忙しかったが、その反動で今月はまだそこまで忙しくない。疲れた気持ちと体にはありがたい。

　こういう状況ならあと半年はなんとかなるかと思っていたら、朝こんなことを言われた。私の仕事量が多いので一部の業務を社員さんに分担してもらいます、引き継ぎをお願いしますと。

　3か月ごとに突然業務の変更を言い渡されるのでまたかと思いつつ、うれしくもありがたくも思った。これでサビ残しなくて済むし、帰宅後ぐったりして家事が出来なくなることも少なくなるだろう。今回の業務変更の目的の一つに私を残業なしで帰そうというのがあると聞き、この職場で大事にされてるんだと思えて涙が出そうになった。

　なんだ、私をいつでも切り捨てるつもりじゃなかったのか。前に助けを求めたときは応じてくれなかったのに。不意に優しくされたら辞めると言いにくくなるじゃないか。

　欲を言えば3か月前に言ってほしかった。そうしたらあんなに苦しい気持ちにならずに済んだだろうに。

　という気持ちは誰にも告げずに引継ぎをさらっと済ませた。おかげで定時退社。業務も今までの2/3ほどの量になり気持ちも楽だ。終わらない、終われないという妙なプレッシャーから少し逃れられた気がする。

　仕事ができない人間だということはこの半年でよくわかっているので自分で自分を「ダメ人間」だといじめることもなくなった。いいんだ、もうそういう他人の評価はいらない。だめならとっとと首を切ってくれとずっと願ってもいたから。

　と多方面で余分なものを削ぎ落した結果、仕事に対する気持ちが軽くなり楽になった。このくらいの責任と仕事量なら続けてもいいかもとほんの少し思えるようにもなった。

　そうすると、昨日から始めた在宅ワークへの準備はどうしてくれようぞ。

　やっとやる気を出したところなのに。癪だから続けるが、目的地がまたわからなくなった。とにかく教材費を回収しなければあの時の私が浮かばれない。

在宅ワーカー用の通信教育を受けることにした

　在宅ワークに憧れている。通勤しなくていい、着替えなくていい、誰かに気を使わなくてもいい、という点で憧れる。なにより洗濯物を外に干したまま仕事ができるのもいい。外の様子を見ながら仕事をすれば急な天気の崩れにも対応できる。

　主婦根性が抜けきれない私にはうらやましい勤務体系だ。

　もちろん稼げるかどうか、変な仕事を掴んでトラブルに巻き込まれないか、仕事を継続して受けられるのか、税金や保険の手続きが自分でできるのか等々不安もいっぱいだ。そこで検索すると「在宅ワーカーになろう」とうたった通信教育やらオンラインセミナーやら出るわ出るわ。こちらのビジネスも稼ぎ時なのだろう。

　と、ん十年ぶりのパートで己のスキルの無さを思い知らされて、働くことに全く自信を無くしている私には眩しく見える。羨んでばかりでは始まらないのでこの講座をとりあえず受けてみることにした。

　ところがいざ申し込もうと思うとあまりにも色々ありすぎて迷う。値段で絞っても目的がそれぞれかなりはっきりしていて、自分にはどれが合っているのか判断できない。

　そんなふうでぐずぐず1週間ほど悩んでしまった。

　最後はこんなに悩むくらいなら総合的に学べる超初心者向けのものにしてしまえと、勢いで申し込んだ。

　私が申し込んだのはいわゆるWEBライター向けの講座。理由は料金がこれなら払ってもいいやと思えたから。どうせならこれから成長が期待できる動画編集の分野にすればいいのかもしれないが自分にそこまで投資できなかった。ごめんね私。

　とすぐに教材が届いたのでとにかく蓋を開けて今日から始めることにした。これまで通信講座は３日と続かなかったこの私がやり遂げることができるのか、自分でも不安しかない。

　ちなみにゴールはこの会社が設けた検定に合格すること。期限は6ヶ月。己が払った教材費を常に頭に置いて続けていこうと思う。今のパートから抜け出すためにも。

休むって大切

　忙しいよ、と脅されていた9月もあと一週間。実際パート先の繫忙期は終わりが見えていてひと段落、らしい。私の仕事は月末が最も作業量が多いのでまだ気は抜けない。

　しかもこの週末は突然涼しくなった。今年の夏は腹が立つような猛暑日は少なかった気もするが、夏の疲れがじわじわ出始めた。おかげで昨日もまた半日を休息に充てることとなり、何もできずに終わった。

　でもしっかり休んだおかげで今日は元気だ。家事をこなし、買い物をさくっと済ませ、楽器の練習もガッツリできた。しかも夕飯だってわりとちゃんと作った。こんなに食事を丁寧に作ったのは半年ぶりかもしれない。

　パートに出始めてから最近まで眠りの浅い日が続いた。夜だろうが休みの日だろうがパートの仕事が頭から離れずいつも緊張していた。特に日曜日の夜から月曜の朝にかけては動悸が激しくなって夜中に起きて眠れないことが頻繫にあった。

　今思えばそんなに大した仕事でも内容でもないのに。でも辛かった。

　そこから比べると今はまだよく眠れていると思う。もちろん日曜の夕方は憂鬱で仕方がないし、月曜の朝はえづきながらパートに向う。悲しい気持ちでいっぱいだ。

　そこまでパート先にしがみつく理由はあまりない。とっとと辞めればいいのにと自分でも思う。が、あと半年で更新の時期がくるのでそれまではなんとか行こうと。

　明日の朝も激しい動悸で目が覚めて、吐きそうになりながらパートに出るのだろう。

こんな私に「仕事が楽しい」なんて思える日は来るのだろうか。

布団を干すって気分がいい

　3連休も最終日。悲しいしちょっと早いけど振り返ってみる。

　1日目は台風接近と相まってひたすら寝ていた。パートの疲れが相当溜まっていて、帰宅後に栄養ドリンクを飲んでからでないと夕食が作れない日々が続いていた。
　そんなこともあり前日から「惰眠を貪る」と宣言していたので心置きなく寝てしまった。というか起きていられなかった。朝はいつも通り起きて家事をしたら二度寝。お腹が空いたら食べて、隙があったらぎっくりしかけてる腰のケアのためにストレッチをして、とその繰り返しで一日が終わる。

　おかげでお医者さんに行きそびれてしまう。やむなし。

　2日目はおかげでよく晴れた。早速家族の布団を一組干す。干しただけだが達成感に満ちあふれている。というのもパートを始めてから天気がいいという理由だけで布団を干すことは叶わなかったのでとにかくうれしいのだ。なんか家族のために働いている気がして、主婦としての役割を果たせている感じがするからだ。

　ただ肝心の家族がどう思っているかはわからない。

　そして今日も晴天。休みの日に晴れるとありがたくて、別の家族の布団を干す。ついでに洗濯も遠慮なくする。今日はバスタオルを新しくすべく買ってきたタオルをたくさん洗い干す。

　今日も達成感でいっぱいだ。

そしてふと思う。これ、在宅ワークだったらいつでもできるのではないかと。

家にいて仕事ができればもっと家事とのバランスが取れるのでないかとヘンな希望を抱いている。だって家に居るのが好きなんだから仕方ない。

　ただ伊達に長生きしてないので、そうそう甘い話でないとも思っている。今より稼げなくなるし、安定もない。もしかしたらだまされて…なんてこともあるかもしれないと思うと一歩が踏み出せない。

　ただ体も心も壊れそうなので、本当に今の働き方（職場）でいいのかは考えたい。

　もう少し自分に合うところはないのかと。

パートが忙しすぎる

　9月になってパートがあほみたいに忙しくなった。

　そうなる話は聞いていた。それなりに覚悟もしていた。はずだった。

　覚悟をしようがしてまいが忙しいことに変わりはない。仕事量は先月比1.5～2倍ぐらいになった。

　こうなると毎日がひゃっはー状態だ。特に「上半期のヤマ場」と言われている今週は日々の記憶が薄い。よくわからないまま仕事して、疲れ果ててなんだかわからないまま家事をして寝る。最近はそんな生活を送っている。

　正直業務に追われ、若干ふわふわしはじめたのでミスも増える。

　注意されてへこむ。気持ちの切り替えをしきれないまま寝て、起きて、またパートに行く。正直疲れてしまった。

とはいえ明日がんばれば３連休。なのに、やりたいことも楽しみにしてることも、何かをする気力もない。幸い台風がくるというので家にいようか。たっぷり寝てゆっくり休むのもいいかもしれない。

　あ、一つだけやりたいことがあった。お医者さんに行きたいんだった。耳が時々聞こえにくくなってちょっと痛いときもあって気になってたんだった。

　自分で健康保険料を払って、受診料も薬代も自分の稼ぎで払える今のうちにがんばって言ってこよう。

どうしておなかがへるのかな

　うちには猫がいる。茶トラの雄猫が一匹いる。

　何年か前までは5匹飼っていたが３年前から相次いで亡くなってしまった。しかもこの５匹は親兄弟という間柄。中でも一番の甘えん坊の彼が生き残っている。

　一番甘えていた母親猫が亡くなりもっぱら私に甘えるようになったが、その私も４月からパートに出るようになったため、平日の日中は一匹で過ごすようになった。

　大方の猫ならそれでいいかもしれないが、彼の場合はどこかに誰かの気配が必要なようで不安になっているようだ。

　といってもたまに夫が在宅勤務のため家にいるのだが、夫には一つも懐かない。

　さみしさからくるストレスからか、私が家にいるときはものすごく食べるようになった。平日は一日2～3食だが、土休日は4～5食。

　本当は上げたくないのだが放置すると私の足を噛んできて痛い。痛みに耐えかねてあげてしまった結果がこれだ。

　今は達者でやっているとはいえ彼だって先は見えている。事実彼の兄弟はみんな虹の橋を渡ってしまった。だったら好きなように食べさせてやろう、病気になったら食べられなくなるんだからと私は言い訳している。

　そんな私も偉そうなことは言えなくなってきた。

　ここ2，3日はお腹が空いて仕方ない。

　仕事中はおやつはないし、食べる時間もあまり取れないので量が減ったというのも影響しているのかもしれない。（ってパートなのにろくに休めない、食事の時間も取れないのはどうしたものかと困っているがそれはまた別の機会に書くことにする。）

　が、働きに行く前と比べてもお腹の減りが早い。それまで夕食を取らなくても平気だったのに、昨日はしっかり3食＋帰宅後のおやつを食べたにもかかわらずお腹が空いてしばらく眠れなかった。

　今まではお腹が空いていても眠れたのに。

　風の噂ではコロナワクチンの副反応のひとつかもしれないと聞いた。ワクチン接種後、急にお腹が空くようになったというツイートを見かけたからだ。ただ因果関係についてのきちんとした話は全く出てこないので、気休め程度に覚えておくことにした。

　そして今もお腹が空いている。夕食にカレーをきちんと食べたのに。食欲の秋でも更年期でも理由が付いていれば安心できるのに。今日もまたよくわからないことに不安になっている。